株式会社サンデリカ | SunDelica

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弊社の取組み

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お取引先の皆様と従業員の皆様へ

 弊社は、昭和55年5月に山崎製パン株式会社の100%出資により、株式会社サンデリカを設立し、ヤマザキグループとして初めて、中食部門に本格的に進出いたしました。
お陰様でお取引先の皆様と従業員皆様のご協力によりまして、今期で30周年を迎えることができました。誠にありがとうございます。又、平成15年7月には、山崎製パン株式会社クールデリカ事業本部と事業統合し、全国23事業所と、3つの関係会社を有する、調理パン、米飯、惣菜メーカーとなりました。
 昨年度(29期)の売上高(サンデリカ単独)は70,184百万円 経常利益1,412百万円 当期純利益442百万円となりました。
 過去数年間、弊社は大変厳しい時期がございましたが、過去4年半に渡る体質強化に向けた取組みによって、28期より立ち直り、上記に示したように29期には、経常利益、純利益共に前期比300%を越える実績を残すことができました。
 現在は、リーマンブラザーズ破綻後、戦後最悪の経済不況となり、今後デフレ色が一層強まることと予測されますが、そこで現在、生き残り、勝ち残りを賭けて主要な取組んでいる、サンデリカ生産方式(SPW)を中心に当社の主要な取組みを紹介いたします。

1.AIB指導監査システム導入による食品衛生レベルの向上

過去4年間に渡り、24事業所の指導監査を受け、考え方としては応急処置から再発防止へ、そして本来あるべき姿である未然防止へとステップアップし、確実に食品衛生レベルを上げ、実績にも繋がって参りました。そこで、今期より毎年全事業所が監査を受け、なお一層のお客様に安全、安心を提供できる食品衛生レベルの向上を目指して参ります。

2.品質の安定向上と技術革新

調理パン

山崎製パン株式会社の100%子会社として、サンデリカグループは、サンドイッチを始め、調理パンをもっとも得意としています。そして、現在3年計画 の2年目にあたりますが、サンドイッチ製造ラインに丸刃スライサーを導入中であります。レシプロスライサーから、丸刃スライサーへの変更はサンドイッ チの劇的な品質向上となります。新鮮な食材パンをダイレクトにスライスでき、 なめらかなスライス面と日本人好みのしっとりとした食感となり、お客様に大いに喜んでいただけると確信しております。

米飯 1) 過去数年前迄は米飯の評価、特にその中でも御飯の品質にバラツキがありました。そこで全事業所の洗米、浸漬、オーブンの総点検を実施し改善しました。
2) 毎年1事業所、炊飯設備の全面更新を実施しております。そして毎年2~3事業所、炊飯設備一部更新によりまして、御飯の品質を大幅に改善し、安定するようになりました。
3) 山崎製パン中央研究所と共同研究で、全く新しい炊飯の技術革新に取組んで います。微圧力の炊飯によりまして、デンプンのα化が大きく進むことにより、食感や甘みの改善となり、さらに数多くの特徴ある品質のすぐれた御飯となります。今後、全国的に導入して参ります。

3.製品開発体制の見直し

各取引先、CVSのベンダーとして、生産活動してきましたが、長い時間経過とともに、全て受身の仕事となっていました。そこでサンデリカとして独自の製品開発と製品提案する積極的な前向きさが不可欠となりました。そこで、製品開発と営業部門が一体となった製品企画マーケティング本部を新たに立ち上げ、それと呼応する各地域での製品開発室を設立し、市場動向を的確に据え製品開発に生かしていこうということです。また、新製品の垂直立ち上げにも力を入れ、品質の安定向上と流れる生産ラインづくりにより業績向上にも寄与しました。

4.収益、製品別、ライン別、業態別経常利益の管理

本社と事業所の全部門が入った小委員会開催により、昼夜作業の全てを見直して問 題の発見と対策を実施し、本社と各事業所が一体となった抜本的な快善策により品質の安定向上はもとより、労働安全、食品衛生の向上や生産性の向上を図る。

サンデリカ生産方式 SPW(SunDelica Production Way)
全員参加の本物の5Sを機軸としたサンデリカ生産方式の導入。

 サンデリカでは、かつて他責で考える集団であったことから売上の低減に苦しむ時期もありました。この難局を乗り切る為に、品質第一という基本に立ち戻り全ての従業員を大切にした「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「躾」という誰でも知っている5Sを徹底させるしか道はありませんでした。そして、この5Sは世間一般に知られている、ゴミ拾いと後片付けの美化コンクールの5Sではなく、人、物、情報がムダなくスムーズに流れる生産改革のことであり、サポート顧客であるお取引先や最終顧客であるお客様に喜んでもらえる、3A(安全、安心、安定)を提供することであります。そして同時にサンデリカの全従業員(パート、アルバイト、派遣の方も含める)にとって、働きがいのある職場、達成感のある職場にすることです。
これこそがお客様に満足していただける第一歩であります。

 5S導入によって人も時間もスペースも全て半分にするという見直しと、誰がやっても、見える、わかる、できる職場を作り上げることにより、品質第一の、成果(利益)の出る職場となるのです。しかも、一人ひとりの従業員は、「楽に、早く、正確に」 仕事ができるようになり、サンデリカの求めるものと従業員の求めるものが一致するのです。正に、この活動を通じて積極果敢に前向きに自責で考える、人材を育成することがサンデリカの生き残りにつながるのです。
この活動に取り組み始めて4年半が過ぎ、この間全事業所で、全従業員がそれぞれの チームにて、SPWの取組みについて決意を宣言したキックオフ大会を開催し、現在に至っております。しかし、ここに来て危機感がやや薄れてきたことに加え、これま での取り組みを総括し、新しい第2ステージに向けてのあるべき姿、目標計画を明確 にして、もう一度何としても決意を宣言する必要があり、2回目のキックオフ大会を 開催することといたしました。

そこで、我々サンデリカでは次の3つのテーマを掲げ、快善改革を図って参ります。


1.流れる生産ラインづくり

あらゆるムダ(停滞、在庫、動作)を取り除き、構内物流、段取り、配膳の強化を後工程はお客様であるという考え方から推進し、同時に設備の稼(可)働率の向上を図る。


2.工程表導入による変化対応力の高い職場づくり

標準時間を明確にして、あらゆる変化(原材料の変化、受注数の変化、人員の変化、工程の遅れ進 み等々)に対応。


3.階層別人財の育成

毎月定期的に5S推進セミナーや各階層別5S研修を開催し、将来を見据え、一人ひとりが成長できるように取組み続けます。


 全ての人が見方を変え、考え方を変えなければ生き残れない時代です。今こそ、部分最適から全体最適へ、そして結果管理から先取りプロセス管理へ移行し、仕事の本 質を極めて参ります。ですから「過去現在を否定し、全員変われ!!変わり続けなけ れば、明日が来ない。今迄の延長線上に将来はない。意識が変わり、人が変わり、企 業・現場が変わる。」をモットーにサンデリカグループは、お客様視点に立って進化し 続けて参ります。
いずれも大変大きなテーマでありますが、そこから眼を逸すことなく、取組み続けていきましょう。

 最後になりますが、お取引先の皆様や従業員の皆様の絶大なるご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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